【横浜市磯子区】港町ヨコハマに国際空港が!?
横浜というと港町をイメージすると思います。大さん橋に停泊する客船や、山下ふ頭・本牧ふ頭で荷物の積み下ろしをしているコンテナ船を思い浮かべますよね。こうした風景から、横浜は日本の玄関口といえるかもしれませんが、もっぱら船のイメージのみで、横浜と飛行機はあまり結びつかないように思います。
ところが磯子区にかつて国際空港があったってご存じでしょうか?しかも、水上から飛び立つ飛行艇専門の飛行場です。
この碑は、その飛行場跡地(磯子区根岸)にひっそりと建てられています。説明によると1940年に日本初の民間の飛行艇専用の空港として、サイパンへ10時間、そこからさらにパラオへ7時間で結んでいたそうです。九七式飛行艇[Wikipedia]や二式飛行艇[Wikipedia]などの飛行機が根岸から南の島へ飛び立っていました。
そんな飛行場は今では『横浜プールセンター』と『ENEOS根岸製油所』になっています。
この写真の交差点『プールセンター入口』の所に、冒頭で紹介した碑が立っています。
横浜市電の車両を今に残す横浜市電保存館や、横浜港と根岸湾を結ぶ人工運河の掘割川も近くにあります。寒い冬が始まりますが、南の島へ思いを馳せながら、歴史散歩はいかがでしょうか。
根岸飛行場跡