【横浜市】ヨコハマエアキャビンでみなとみらいの交通がますます便利に。桜木町から1000円でどこまで行ける?

横浜市で長らく課題とされてきた、みなとみらいの回遊性の不便さを解消する「ヨコハマエアキャビン」の開業日時がついに決定しましたね。2021年4月22日だそうです。

詳しくは【公式】横浜市観光情報サイトをご覧ください。

元々、山下公園からみなとみらいまで、鉄道(貨物線)が通っていたのは、横浜市民ならまだ記憶に新しいかもれません。筆者も昔、記念列車のSLに乗って桜木町(東横浜駅)から山下公園を抜けた思い出があります。すでに廃線となっていますが、現在でも、その路線の一部が汽車道として市民だけでなく観光客にも親しまれています。

もう一つ、このあたりの公共交通と言って思い出すのは、同じく横浜博覧会の時に営業していたリニアモーターカーでしょうか。横浜美術館のあたりから臨港パークまで伸びていました。出発時にふわっと浮き上がる車体が、なんとも未来感を感じさせました。

しかしながら、横浜博覧会が終了し、商業地区として本格的に開発が進んだにもかかわらず、桜木町からみなとみらい21地区への交通手段は無く、買い物にも観光にも不便な状態が続いていました。2004年のみなとみらい線開通とともに、東急東横線がみなとみらい21地区の中心部に移動し、横浜市の北部からのアクセスは良くなりましたが、一方で桜木町駅からのアクセスは不便なままでした。根岸線沿線の横浜市磯子区・金沢区にお住まいの方は、最寄り駅から桜木町駅まで行く時間より、駅を降りてから、ショッピングエリアにたどり着くまでの時間の方が長かったのではないでしょうか。

そんなことも過去のものになりそうです。「ヨコハマエアキャビン」は桜木町駅から、みなとみらい21地区の中心部にあるワールドポーターズまでの約630mをわずか5分で結びます。乗車賃は片道1000円だそうです。

運営は横浜の大観覧車「コスモクロック21」と同じ泉陽興業株式会社。1000円という価格がインターネットでは議論を呼んでいるようです。

ちなみに世界に目を向けると、同じく都市型のロープウェイの、ロンドンにあるエミレーツ・エアー・ラインが、テムズ川横断するにも関わらず、IC運賃で片道3.5英ポンド(約500円)ですので、それに比べたら少々値が張ります。

参考までに桜木町から1000円で行ける範囲と比較してみましょう。

まず、桜木町駅から根岸線北行に乗る場合。さいたま新都心駅までIC運賃で935円となります。距離は約60km、乗車時間90分程度です。

次に、根岸線南行に乗る場合。大船駅で東海道線に乗り換えて、小田原の手前、国府津駅までが990円。距離は50km、乗車時間は約60分です。

東急東横線はどうでしょうか、みなとみらい駅から上りに乗れば、東京メトロ副都心線、西武池袋・秩父線直通で乗り換えなしで所沢駅までIC運賃で1001円です。距離は約60km、乗車時間は70分です。

という訳で、桜木町を出発して1000円で行ける範囲は、北は所沢市・さいたま市、西は小田原市、そして東はワールドポーターズという事が判明しました。

ますます便利になる桜木町から目が離せません。

みなとみらい

横浜ワールドポーターズはこちら

2021/01/22 07:07 2021/01/30 10:10
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