【横浜市磯子区】横浜プールセンターが休止に!再整備はどうなる?
磯子区根岸にある、横浜プールセンター(通称:マンモスプール)は、コロナ禍である今年(2021年)の夏は開園するのだろうか…と、地元の皆様は気になっているかと思います。
2021年5月17日付の横浜市発表によると、マンモスプールは築56年が経過し老朽化が著しいため、本年度は営業休止するそうです。新型コロナウイルスにより休止となった昨年から引き続き、残念なニュースです。
ご存じの方も多いと思いますが、ここから2km程東に行ったところにも同規模の本牧市民プールがあり、そちらは現在建て替えが順調に進んでいます。
なぜ、こんなにも近い所に大きなプールが2施設もあるかというと、それは歴史的な経緯によります。横浜プールセンターは1965年、本牧市民プールは1969年に完成しています。
映画『未来のミライ』でも描かれていましたが、1950年代まで、この両プールが面している根岸湾には海苔の養殖場が広がり海岸線の大部分は海水浴場でした。屏風浦という京浜急行の駅名に名残がある事から分かるように、切り立った崖が海岸線まで迫る風光明媚な場所として知られ、旧東伏見邦英伯爵別邸が現在でも残っていますが、その昔は各界著名人の別荘地としても賑わっていました。
60年代に入り、JR根岸線の延伸と共に、海岸線が埋め立てられ、中区民と磯子区民は地元の海水浴場を失ってしまいます。横浜プールセンターと本牧市民プールは、その海水浴場の代替施設として建設されました。
このような経緯ですので、以下の写真にも写っていますが、海水浴場を失った中区民と磯子区民だけにちょっとお得な「地元回数券」というのがありました。
さて、突然、休止が発表された横浜プールセンターですが、再整備はどうなっているのでしょうか。横浜市のページには以下のようなページがあります。
このページには、現時点ではまだ、タイトル以外に横浜プールセンターの再整備に関する情報はありませんが、本牧市民プールの再整備と一体で動いている事が分かります。
実は、現在再整備が進んでいる本牧市民プールの開園後に、横浜プールセンターを再整備する計画があるようです。まだ具体化はされていないようですが、本牧市民プール再整備検討状況にある『意見交換会でお配りした資料』の中にも、本牧市民プール後に横浜プールセンターを整備する計画が記されています。
本牧市民プールのオープンは2023年を予定していますので、そろそろ横浜プールセンターの再整備の話も具体化してくるのではないかと思います。横浜プールセンターの休止は市民にとっては悲しいお知らせですが、新しくリニューアルされる最新のプールがどんな設備になるのか、今からとても楽しみです!!
横浜プールセンター