1999年に日本に進出して以来、全国に店舗を増やしている会員制スーパー「コストコ」。元々はアメリカ・シアトル近郊のカークランドで創業し、今では、米州および英国・日本・韓国・台湾で多数店舗を展開しています。もう日本ではお馴染みになったと思います。卸売りを意味するホールセールを標榜するコストコですが、有料の会員になれば誰でもお買い物ができます。

そんなコストコですが、横浜市の唯一の店舗は金沢区にある金沢シーサイド店。金沢区は国道357号（東京湾岸道路）沿いに大きな商業施設が並んでいますが、南部市場や三井アウトレットパーク横浜ベイサイドの少し南の工業団地の中に位置しています。

コストコの特徴は、日本に過度にローカライズせずに、アメリカの店舗をそのままに日本にもってきているというコンセプトではないでしょうか。そんなコストコでは、日本ではあまりお目にかかれない、世界の食材が手に入ります。これを活用すると、コストコはぐんと楽しくなります。

例えば、このチーズ。スイス、フランス、イタリアに跨る地方で食されるラクレットチーズです。

さすがに、この量を自宅でという訳にもいきませんが、コストコのパックなら、ファミリーで食べるのにちょうど良い量だと思います。

ラクレットチーズはフライパンでも簡単に溶かせますが、ラクレットグリルがあれば、本場さながらに、上面から炙ってトロトロに溶かしてかけることができます。

SWISSMARのラクレットグリルはコストコでもたまに扱っている商品ですが、ネット通販などでも簡単に手に入ります。なお、海外製品ですので高額転売にはお気を付けください。(SWISSMAR公式ショップでは、グリルプレートの素材(鉄・花崗岩・鋳鉄)にもよりますが、85ドル～130ドル程の商品です。)

ラクレットグリルの構造は、グリルプレートの下に電熱線があり、その下に、チーズを入れるメルティング・パンを置きます。チーズを上面加熱で溶かす事ができると同時に、グリルプレートの上では具材を温めることができます。もちろん、ラクレット以外にも、焼き肉やバーベキューにも利用できますし、この製品は鉄板がリバーシブルで裏がクレープ用になっています。

メルティング・パンはちょうど、コストコのラクレットチーズスライスのサイズにぴったりです。チーズを乗せて、グリルに差し入れたら2～3分で、この写真のようにトロトロに。

あとはお好きな具材の上にかけるだけで、美味しいラクレットが楽しめます。具材は、ジャガイモ、サラミ、オリーブ、ピクルス、アスパラガス、マッシュルームなどが定番でしょうか。でも、何にかけても美味しいですよ。

コロナ禍で海外旅行が制限されていますが、コストコを活用して、さまざまな海外の料理にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか？